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額装について詳しく述べます。
「額装」という言葉が載っている国語辞典は見あたりません。
これは、画材屋さんや額縁屋さんの専門用語(造語)とお考えいただいて結構だと思います。つまり、作品に額を付ける事なのですが、額というとフレーム(枠)のことだけをいいますので、その額(枠)にガラス(アクリル)を付けたり、裏板(ベニヤ板など)やマットを付けたり、壁に吊り下げる為の、金具(ヒートン)や、紐などつけて作品を装着することを総称して、額装といいます。
次に、マットですが、デッサン額で額装する場合、版画や水彩、写真、ポスターなどの厚みの無い作品は、油絵のように木枠がありませんので、そのまま額装出来ません。
そこで作品の四隅をマットに三角コーナーで貼り、更に粘着紙テープ(伸び縮が少ないもの)で4辺を固定します。マットは、絵柄部分を中抜きにカットして、額から絵柄までの幅を、通常8cm〜10cm位にするのが理想的です。マットの中抜きは、斜めにカットします。そうすることによって平面的な作品に奥行きが出て、いくらか立体的に見えます。更に、その斜めにカットした部分に、ゴールドやシルバーなどのテープを貼ると、一層ゴージャスな感じに仕上がります。
マットは通常、紙が多く使われていて1200mm×900mmの大きさのものを絵に合わせてカットして使います。紙は酸化しやすいので、最近は酸化を防ぐ無酸性紙が使われることも多くなってきています。
マットの厚みは、1mm、2mm、3mmなどがあり、カラーのバリエイションは130色以上もあります。一番多く使われている色は、白、クリーム、
ベージュの順ですが、最近では、額縁の色に合わせてカラフルになって きています。又作品に重みを出す為に布を張ったマットを使用すること
もあります。
次に、額の材質ですが、木、金属、プラスチック、陶器等があります。
いちばん使われているのが加工しやすい木製です。加工した後、金箔を貼ったり、ラッカーなどで塗装したカラフルなものや、プラスチックでいろいろな形にして貼り付けたりして仕上げたものもあります。
版画や水彩画などに使用されています。
金属はアルミが使うわれています。軽くて錆びないのが特徴ですが、加工しにくいのでシンプルなカマボコ形や平形が多く使われています。写真や、ポスターなどに多く使われています。
最近ではプラスチック製の額も使用されています。いろいろな型に流し込んで作れますので、最も加工しやすくて軽いのが特徴です。油彩額のように重々しくて、幅や厚みのある額に仕上げることが出来るので、印象派の作品の複製画などに良く使われています。
最後に陶器は、重くて欠けやすいのが欠点ですが、加工はしやすいです。最近では欠けにくいような加工が施されていて陶器で出来た作品などに利用されています。
また額縁に関してご質問がありましたら、遠慮なくお問合せください。
2000/05/18作成
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